“胸一杯”の読み方と例文
読み方割合
むねいつぱい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いや勿論(もちろん)、これには御主(おんあるじ)の擁護(おうご)もあらうて。自分(じぶん)の言(い)ふことは、兎角(とかく)出放題(ではうだい)になる、胸一杯(むねいつぱい)に悦(よろこび)があるので、いつも口(くち)から出(で)まかせを饒舌(しやべ)る。
そしてふかぶかと胸一杯(むねいつぱい)に匂やかな空氣を吸込(すひこ)めば、ついぞ胸一杯に呼吸したことのなかつた私の身體(からだ)や顏には温い血のほとぼりが昇(のぼ)つて來て何だか身内に元氣が目覺めて來たのだつた。………
檸檬 (旧字旧仮名) / 梶井基次郎(著)