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胸板
ふりがな文庫
“胸板”の読み方と例文
読み方
割合
むないた
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むないた
(逆引き)
セセラ笑って、ひっ返した
早足
(
はやあし
)
の
燕作
(
えんさく
)
、
歯
(
は
)
がみをする竹童の
胸板
(
むないた
)
に足をふんがけて、つかんでいる
般若丸
(
はんにゃまる
)
を力まかせに引ったくった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「あの
仰
(
あお
)
むけている
首筋
(
くびすじ
)
を
射
(
い
)
てやろうか。だいぶ
厚
(
あつ
)
い
鎧
(
よろい
)
を
着
(
き
)
ているが、あの上から
胸板
(
むないた
)
を
射
(
い
)
とおすぐらいさしてむずかしくもなさそうだ。」
鎮西八郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
ぬるぬると
脂
(
あぶら
)
の湧いた
掌
(
てのひら
)
を、髪の毛へなすり着けたり、
胸板
(
むないた
)
で押し
拭
(
ぬぐ
)
ったりしながら、己はとろんとした眼つきで、
彼方此方
(
あっちこっち
)
を見廻して居た。
小僧の夢
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
胸板(むないた)の例文をもっと
(17作品)
見る
胸
常用漢字
小6
部首:⾁
10画
板
常用漢字
小3
部首:⽊
8画
“胸板”の関連語
胸部
胸郭
“胸”で始まる語句
胸
胸倉
胸襟
胸算用
胸毛
胸騒
胸乳
胸算
胸高
胸中
“胸板”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
作者不詳
中里介山
谷崎潤一郎
幸田露伴
海野十三
室生犀星
楠山正雄
吉川英治