“胸中”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きょうちゅう66.7%
きようちう25.0%
むねじゅう8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その引っ繰り返るという時の人の胸中きょうちゅうに同情があって、その同情をき起すという事が出来なければ、あれは成功は出来ないのである。
模倣と独立 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
さればこそくれやすき、秋日あきのひ短時間たんじかんに、糸子いとこ主從しゆうじう竹村夫人たけむらふじん胸中きようちう知己ちきとぞなれりける
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
もうだれだって胸中むねじゅうからもくもくいてくるうれしさに笑い出さないでいられるでしょうか。そうでなければ無理むりに口をよこに大きくしたり、わざとひたいをしかめたりしてそれをごまかしているのです。
イーハトーボ農学校の春 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)