“胸乳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むなぢ64.3%
むなち21.4%
ちち14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
真子まなごなす御神の子等は、木綿ゆうあさね髪らし、胸乳むなぢをしあらはし出だし、裳緒もひもをばほとに押し垂れ、歌ひ舞ひ仕へまつらふ、今日の尊さ
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
あめ鈿女うずめすなわちその胸乳むなちを露わし裳帯もひもを臍の下に抑えて向い立つと、さしもの高鼻たちまち参ったと『日本紀』二の巻に出づ。
おくみは仰向けに寝て、薄い掛け夜具を胸乳ちちのところまで掛け、両手は軽くその端をつかんでいた。解いた髪の毛が、枕の外へ垂れている。