“むなぢ”の漢字の書き方と例文
語句割合
胸乳100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伏しまろび、胸乳むなぢおさへて
春鳥集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
胸乳むなぢのふくらみひらむまでに
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
診察用の夜具の上に仰臥ぎょうがしているその女は、小袖の衿で胸乳むなぢを隠したまま、はだかっている下半身には気もつかないようすで、いかにも満ち足りたように、静かな深い呼吸をしていた。
五瓣の椿 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)