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胸乳
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むなぢ
ふりがな文庫
“
胸乳
(
むなぢ
)” の例文
真子
(
まなご
)
なす御神の子等は、
木綿
(
ゆう
)
あさね髪
結
(
ゆ
)
ひ
垂
(
た
)
らし、
胸乳
(
むなぢ
)
をしあらはし出だし、
裳緒
(
もひも
)
をばほとに押し垂れ、歌ひ舞ひ仕へまつらふ、今日の尊さ
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
胸乳
(
むなぢ
)
のたっぷりした重さ、腰まわりのいっぱいな緊張感、痛いほど張った
太腿
(
ふともも
)
。そのくせ胴は細く緊って、手足も先端にゆくほどすんなりと細い。
寒橋
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
皆
目
(
ま
)
勝ちて相問うことを得ず、
天鈿女
(
あまのうずめ
)
すなわちその
胸乳
(
むなぢ
)
を
露
(
あらわ
)
にかきいでて、
裳帯
(
もひも
)
を臍の下に
抑
(
おした
)
れて、
咲噱
(
あざわら
)
いて向きて立つ〉、その名を問うて猿田彦大神なるを知り、〈鈿女
復
(
また
)
問いて曰く
十二支考:07 猴に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
伏しまろび、
胸乳
(
むなぢ
)
おさへて
春鳥集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
胸乳
(
むなぢ
)
のふくらみ
匾
(
ひら
)
むまでに
泣菫詩抄
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
▼ もっと見る
診察用の夜具の上に
仰臥
(
ぎょうが
)
しているその女は、小袖の衿で
胸乳
(
むなぢ
)
を隠したまま、はだかっている下半身には気もつかないようすで、いかにも満ち足りたように、静かな深い呼吸をしていた。
五瓣の椿
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
姫が
胸乳
(
むなぢ
)
もさながらに
春鳥集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
胸乳
(
むなぢ
)
いままた
張高
(
はりだか
)
に
泣菫詩抄
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
女客はいま起きたところらしく、
二布
(
ふたの
)
一枚で上半身はあらわだった。女中が声をかけたのも聞えなかったものか、
吃驚
(
びっくり
)
して、美しい
胸乳
(
むなぢ
)
を隠したが、自分はこれから帰る、と声をひそめて云った。
五瓣の椿
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
胸乳
(
むなぢ
)
のあたり
靡
(
なび
)
く雲
都喜姫
(新字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
また
胸乳
(
むなぢ
)
のあたりを見た。
契りきぬ
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
胸乳
(
むなぢ
)
眞白に、濡髮を
有明集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
胸
常用漢字
小6
部首:⾁
10画
乳
常用漢字
小6
部首:⼄
8画
“胸”で始まる語句
胸
胸倉
胸襟
胸算用
胸毛
胸板
胸騒
胸算
胸高
胸裡