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二布
ふりがな文庫
“二布”の読み方と例文
読み方
割合
ふたの
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふたの
(逆引き)
金は
唸
(
うな
)
るほど持つて居るに違ひない癖に、よれ/\の
布子
(
ぬのこ
)
一點づつ、お百などは
腰切半纒
(
こしきりばんてん
)
に
二布
(
ふたの
)
を引つかけて、髮の毛などは雀の巣よりも淺ましい姿です。
銭形平次捕物控:302 三軒長屋
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
『男、
褌
(
ててら
)
に、女、
二布
(
ふたの
)
』という歌の文句のとおり、一日中、細紐一本でいて、体面をつくろうことのいらぬ庶民生活の気安さを、心いくまで
執
(
と
)
りいれていたのだった。
我が家の楽園
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
云いながらおなつは帯を解き、肌衣と
二布
(
ふたの
)
だけになった。そうして脇にある鏡台から
鋏
(
はさみ
)
を取ると、手早くふつふつと元結を切り、ばらばら髪をふりさばいて立上った。
契りきぬ
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
二布(ふたの)の例文をもっと
(10作品)
見る
二
常用漢字
小1
部首:⼆
2画
布
常用漢字
小5
部首:⼱
5画
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二
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