“燕作”の読み方と例文

読み方	割合
えんさく	100.0%

えんさく

まるでりすのようなはやさでかけのぼっていったのは、竹（たけ）ノ子（こ）笠（がさ）に道中合羽（どうちゅうがっぱ）をきて旅商人（たびあきんど）にばけた丹羽昌仙の密使、早足（はやあし）の燕作（えんさく）だ。

神州天馬侠 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

「やアやア搦手（からめて）がたの兄弟、丹羽昌仙（にわしょうせん）さまの密書をもって、安土城（あづちじょう）へ使いした早足（はやあし）の燕作（えんさく）が、ただいま立ちかえったのだ。開門！　開門」

神州天馬侠 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

「そうだそうだ。もッと十町でも二十町でも先に逃げてゆけ、はばかりながら、てめえなんかに追いつくにゃ、この燕作（えんさく）さまにはひと飛びなんだ」

神州天馬侠 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

燕	漢検準1級 部首:⽕ 16画
作	常用漢字 小２ 部首:⼈ 7画