“擁護”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ようご57.9%
おうご26.3%
かばひだて5.3%
みまもり5.3%
ゆご5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
土地によってはそれが大黒だいこくともなり、海と陸との生産擁護ようごをこの二つの神が分担し、または二神揃って農民の家に祭られたまうを見れば
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
いや勿論もちろん、これには御主おんあるじ擁護おうごもあらうて。自分じぶんふことは、兎角とかく出放題ではうだいになる、胸一杯むねいつぱいよろこびがあるので、いつもくちからまかせを饒舌しやべる。
今の身分になれたのは、誰の為めだと云ふんだネ、——それを梅子のことと云へば何んでも擁護かばひだてして、亡妻しんだものの乳母迄引き取つて
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
こゝ天上より眺むれば、牧者の衣を着たるあらき狼隨處いたるところ牧場まきばに見ゆ、あゝ神の擁護みまもりよ、何ぞ今もたざるや 五五—五七
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
経を考ふるに云はく、し国土に講宣かうせん読誦どくじゆ恭敬くぎやう供養くやうして此の経を流通るつうせるきみ有らば、我等が四王常に来りて擁護ゆごし、一切の灾障さいさうみな消殄せうでんせしめむ。憂愁うしう疫疾やくしつまた除きいやさしめむ。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)