“おうご”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
擁護35.7%
淡河28.6%
應護7.1%
小河7.1%
応其7.1%
応護7.1%
王五7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
法相擁護おうご春日かすが大明神、如何いかなる事をかおぼしけん。されば春日野の露も色変り、三笠の山の嵐の音、うらむる様にぞ聞えける。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
近ごろ大阪おおさか医科大学病理学教室の淡河おうご博士が「黒焼き」の効能に関する本格的な研究に着手し、ある黒焼きを家兎いえうさぎに与えると血液の塩基度が増し諸機能が活発になるが
自由画稿 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
なしけれども領主の役人共勿々なか/\取上げなく却て當時村あづけの身となりしかばいとゞ殘念ざんねん至極に思ひ此上は神佛しんぶつ應護おうごに非ずんばのがれ難かるべしとて一七日の間荒行を始め晝夜ちうや共に六ツ時に水垢離みづこり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
助けんには神佛しんぶつ加護かごに非ざれば爲難なしがたし幸ひ遠州秋葉三尺ばう應護おうご
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
赤穂郡矢野村小河おうご(いまの相生市)の旧家光葉こばという、妙な苗字の家の出であった。この家は蘇我馬子の家臣光菴の子孫とか伝えている。
故郷七十年 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
木食、名は応其おうごといい、興山上人こうざんしょうにんともいう。かれは一代の傑僧けっそうで、弁才に富む。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
帰命頂礼きみょうちょうらい熊野三所くまのさんしょ権現ごんげん、分けては日吉山王ひよしさんおう王子おうじ眷属けんぞく、総じてはかみ梵天帝釈ぼんてんたいしゃくしも堅牢地神けんろうじしん、殊には内海外海ないかいげかい竜神八部りゅうじんはちぶ応護おうごまなじりを垂れさせ給えととなえたから、そのあとへ並びに西風大明神にしかぜだいみょうじん
俊寛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
姚安公ちょうあんこうが刑部に勤めている時、徳勝門外に七人組の強盗があって、その五人は逮捕されたが、王五おうご金大牙きんたいがの二人はまだばくに就かなかった。