“家兎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かと80.0%
いえうさぎ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
賊の巣窟には、不可思議な外科病院があって、そこの実験用に家兎かとを飼養してあった。その一匹が靴をしばりつけられて、明智の代理を勤めていたのだ。
猟奇の果 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
先ず手近な蛙について行うのを便利とされてりますが、人工心臓の実験をするには、蛙はあまりに小さすぎて、細工が仕難しにくいですから、私は家兎かとに就て実験することに致しました。
人工心臓 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
近ごろ大阪おおさか医科大学病理学教室の淡河おうご博士が「黒焼き」の効能に関する本格的な研究に着手し、ある黒焼きを家兎いえうさぎに与えると血液の塩基度が増し諸機能が活発になるが
自由画稿 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)