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ではうだい
ふりがな文庫
“
出放題
(
ではうだい
)” の例文
いや
勿論
(
もちろん
)
、これには
御主
(
おんあるじ
)
の
擁護
(
おうご
)
もあらうて。
自分
(
じぶん
)
の
言
(
い
)
ふことは、
兎角
(
とかく
)
出放題
(
ではうだい
)
になる、
胸一杯
(
むねいつぱい
)
に
悦
(
よろこび
)
があるので、いつも
口
(
くち
)
から
出
(
で
)
まかせを
饒舌
(
しやべ
)
る。
浮浪学生の話
(新字旧仮名)
/
マルセル・シュウォッブ
(著)
どうかおれの云つた通り、あのキツプリングの説などは口から
出放題
(
ではうだい
)
の
大法螺
(
おほぼら
)
だと、先祖の
寃
(
ゑん
)
を
雪
(
すす
)
ぐ為に、一度でも
好
(
い
)
いからその鼻をあげて、
喇叭
(
らつぱ
)
のやうな声を轟かせてくれ。
動物園
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
稼
(
かせ
)
ぐものあれば
遊
(
あそ
)
ぶ者あり
覚
(
さ
)
める者あれば
酔
(
ゑ
)
ふ者あるが即ち
世
(
よ
)
の
実相
(
じつさう
)
なれば
己
(
おの
)
れ
一人
(
ひとり
)
が
勝手
(
かつて
)
な
出放題
(
ではうだい
)
をこねつけて
好
(
い
)
い
子
(
こ
)
の
顔
(
かほ
)
をするは云はふ
様
(
やう
)
なき
歿分暁漢
(
わからずや
)
言語同断
(
ごんごどうだん
)
といふべし。
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
毫
(
つゆ
)
知
(
しら
)
ざれども其後更に二人の娘より一度の
便
(
たよ
)
りも無ければ
案事
(
あんじ
)
煩
(
わづら
)
ひ或日長庵に向ひて申樣何卒姉娘のお文にも一度
逢
(
あは
)
して下されと頼みければ
流石
(
さすが
)
の長庵も
當惑
(
たうわく
)
爲し
挨拶
(
あいさつ
)
に
困
(
こう
)
じ
果
(
はて
)
口から
出放題
(
ではうだい
)
の事を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
剥
(
むき
)
出し大音に
汝
(
おのれ
)
云
(
いは
)
せて置ば
方※
(
はうづ
)
がないびんしやんとすると
張倒
(
はりたふ
)
すぞと
敦圉
(
いきまき
)
切つて
罵
(
のゝし
)
るをナンダ張倒すイヤ置て呉れ汝等に張倒されてお
溜
(
たま
)
り
飜
(
こぼ
)
しか有るものか
爰
(
こゝ
)
な
強曝
(
がうさら
)
しめと互に口から
出放題
(
ではうだい
)
に惡口を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
放
常用漢字
小3
部首:⽁
8画
題
常用漢字
小3
部首:⾴
18画
“出放”で始まる語句
出放