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荒廃
ふりがな文庫
“荒廃”のいろいろな読み方と例文
旧字:
荒廢
読み方
割合
こうはい
53.3%
あれ
13.3%
あ
6.7%
あれすさ
6.7%
さび
6.7%
すた
6.7%
デザーテッド
6.7%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こうはい
(逆引き)
しかし、
本能寺
(
ほんのうじ
)
の
変
(
へん
)
とどうじに、
異国
(
いこく
)
の
宣教師
(
せんきょうし
)
たちは信長というただひとりの
庇護者
(
ひごしゃ
)
をうしなって、この南蛮寺も
荒廃
(
こうはい
)
してしまった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
荒廃(こうはい)の例文をもっと
(8作品)
見る
あれ
(逆引き)
諏訪湖
(
すわこ
)
にまたは天竜川に、二人の兄弟は十四年間血にまみれながら闘ったが、その間
柵
(
しがらみ
)
と久田姫とは
荒廃
(
あれ
)
た古城で天主教を信じ
佗
(
わび
)
しい月日を送っていた。
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
荒廃(あれ)の例文をもっと
(2作品)
見る
あ
(逆引き)
海の底かのように、庭は薄蒼く月光に浸っていた。庭は、まことに広く、
荒廃
(
あ
)
れていた。庭の一所に、頼母の眼を疑がわせるような、
物象
(
もののかたち
)
が出来ていた。
血曼陀羅紙帳武士
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
荒廃(あ)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
あれすさ
(逆引き)
此の隣なる家の
主
(
あるじ
)
なりしが、
一二九
過活
(
わたらひ
)
のため
京
(
みやこ
)
に七とせまでありて、
昨
(
きそ
)
の夜帰りまゐりしに、既に
荒廃
(
あれすさ
)
みて人も住ひ侍らず。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
荒廃(あれすさ)の例文をもっと
(1作品)
見る
さび
(逆引き)
クッキリと黄色い光線を
浴
(
あ
)
びている甃石の上は、日蔭よりも淋しかった。青空も、往来も、向う側の家々も、黒眼鏡を通して見るように
明瞭
(
はっきり
)
として、
荒廃
(
さび
)
れて見えた。
P丘の殺人事件
(新字新仮名)
/
松本泰
(著)
荒廃(さび)の例文をもっと
(1作品)
見る
すた
(逆引き)
ちょうど、
立場
(
たてば
)
が
荒廃
(
すた
)
れて、一軒家が焼残ったというのも奇蹟だからと、そこで貴婦人が買取って、
少
(
わか
)
い
女
(
ひと
)
の世を避ける隠れ里にしたのだと言います。
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
荒廃(すた)の例文をもっと
(1作品)
見る
デザーテッド
(逆引き)
それは古い礼拝堂の廃屋の中に立ちつくしたような
荒廃
(
デザーテッド
)
な跪拝の心持ちであった。彼は立ち上って蒼空と大地との間に何かを模索するような眼差しを投げた。
過渡人
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
荒廃(デザーテッド)の例文をもっと
(1作品)
見る
荒
常用漢字
中学
部首:⾋
9画
廃
常用漢字
中学
部首:⼴
12画
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