“あれすさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
荒寥33.3%
荒廃33.3%
荒涼33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その時欧州に基督敵アンチ・クリスト現出して世界を惑乱させ、天下荒寥あれすさむといい、どこにもここにも基督敵産まれたといって騒いだ。
此の隣なる家のあるじなりしが、一二九過活わたらひのためみやこに七とせまでありて、きその夜帰りまゐりしに、既に荒廃あれすさみて人も住ひ侍らず。
一体、孫八が名だそうだ、この爺さんは、つい今しがた、この奥州、関屋の在、旧——街道わきの古寺、西明寺さいみょうじの、見る影もなく荒涼あれすさんだ乱塔場で偶然知己ちかづきになったので。
神鷺之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)