“異国”のいろいろな読み方と例文
旧字:異國
読み方割合
いこく45.5%
ゐこく18.2%
あだしくに9.1%
あっち9.1%
ことくに9.1%
とつくに9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、本能寺ほんのうじへんとどうじに、異国いこく宣教師せんきょうしたちは信長というただひとりの庇護者ひごしゃをうしなって、この南蛮寺も荒廃こうはいしてしまった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さては去年の病鶴びやうかくおんむくはんため異国ゐこくよりくはえきたりしならん、何にもあれいとめづらしき稲なりとて領主りやうしゆたてまつりけるに、しばらくとゞめおかれしのちそのまゝあるじにたまはり
天皇尊すめらみこと大御心おおみこころを心とせずして、己々おのおのがさかしらごゝろを心とする」のは、すなわち、異国あだしくにから学んだものだと言ってある。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「長崎から流行はやって来たやつさ、異国あっちのものでね」
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
異国ことくにのとらわれ人ニイス、今はイオナに住む、コラムのしもべ
(新字新仮名) / フィオナ・マクラウド(著)
おのれ異国とつくにの町にあることを知らず。
忘春詩集:02 忘春詩集 (新字旧仮名) / 室生犀星(著)