“とつくに”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
外国81.8%
外國9.1%
異国9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
森羅万象しんらばんしょうことごとく皇国すめらみくにに御引寄せあそばさるる趣きをく考へわきまへて、外国とつくにより来る事物はよく選み採りて用ふべきことで、申すもかしこきことなれども
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
凡そ外國とつくにの人などの此境を來り訪ふものは、これをその曾て見し所の景に比べて、あるまされりとし或は劣れりともするなるべし。
幸に外國とつくにの一畫師ありてこゝを過ぎ、柱尖の僅に露出せるを見、その美を喜びて寫し歸りしより、世の人こゝに注目し、終に棘を刈り土を掘りて、此の宏壯なる柱堂の、新にらくせるものゝ如く
おのれ異国とつくにの町にあることを知らず。
忘春詩集:02 忘春詩集 (新字旧仮名) / 室生犀星(著)