“とつくに”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
外国81.8%
外國9.1%
異国9.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
木立の間、花の上、処々に現れた洋風の建築物たてものは、何様異なる趣きを見せて、未だ見ぬ外国とつくにの港を偲ばしめる。
漂泊 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
その岡の上に麦酒ビール会社の建築物が現われて、黒い輪廓りんかくがあざやかに、灰色の空を区画くぎったところなど、何とはなしに外国とつくにの景色を見るようである。
駅夫日記 (新字新仮名) / 白柳秀湖(著)
凡そ外國とつくにの人などの此境を來り訪ふものは、これをその曾て見し所の景に比べて、あるまされりとし或は劣れりともするなるべし。
幸に外國とつくにの一畫師ありてこゝを過ぎ、柱尖の僅に露出せるを見、その美を喜びて寫し歸りしより、世の人こゝに注目し、終に棘を刈り土を掘りて、此の宏壯なる柱堂の、新にらくせるものゝ如く、耽古者流のもてあそぶところとなるには至りしなり。
おのれ異国とつくにの町にあることを知らず。
忘春詩集:02 忘春詩集 (新字旧仮名) / 室生犀星(著)