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異国
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いこく
ふりがな文庫
“
異国
(
いこく
)” の例文
旧字:
異國
しかし、
本能寺
(
ほんのうじ
)
の
変
(
へん
)
とどうじに、
異国
(
いこく
)
の
宣教師
(
せんきょうし
)
たちは信長というただひとりの
庇護者
(
ひごしゃ
)
をうしなって、この南蛮寺も
荒廃
(
こうはい
)
してしまった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
盖
(
けだし
)
一由旬
(
いちゆじゆん
)
は
異国
(
いこく
)
の四十里なり、十二
由旬
(
ゆじゆん
)
は日本道六十六里なり。一尺六寸の玉六十六里四方を照すは
奇異
(
きい
)
といふべし。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
あれは
独逸
(
ドイツ
)
の
方
(
ほう
)
から
新荷
(
しんに
)
が
着
(
つ
)
いたばかりだという
種々
(
いろいろ
)
な
玩具
(
おもちゃ
)
と
一緒
(
いっしょ
)
に、あの
丸善
(
まるぜん
)
の二
階
(
かい
)
に
並
(
なら
)
べてあったもので、
異国
(
いこく
)
の
子供
(
こども
)
の
風俗
(
なり
)
ながらに
愛
(
あい
)
らしく、
格安
(
かくやす
)
で、しかも
丈夫
(
じょうぶ
)
に
出来
(
でき
)
ていた。
伸び支度
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
海
(
うみ
)
を
望
(
のぞ
)
みながら、はるか、
異国
(
いこく
)
の
空
(
そら
)
の
下
(
した
)
で、この
愉快
(
ゆかい
)
な
音
(
ね
)
を
出
(
だ
)
す
楽器
(
がっき
)
が、
何人
(
なんぴと
)
かによって
奏
(
かな
)
でられたり、また、この
楽器
(
がっき
)
が
鳴
(
な
)
りひびく
夜
(
よ
)
が、ちょうどいい
月夜
(
つきよ
)
で、
街
(
まち
)
の
中
(
なか
)
を
歩
(
ある
)
いている
人
(
ひと
)
たちが
楽器の生命
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
盖
(
けだし
)
一由旬
(
いちゆじゆん
)
は
異国
(
いこく
)
の四十里なり、十二
由旬
(
ゆじゆん
)
は日本道六十六里なり。一尺六寸の玉六十六里四方を照すは
奇異
(
きい
)
といふべし。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
堺は当時の
開港場
(
かいこうじょう
)
だったので、ものめずらしい
異国
(
いこく
)
の
色彩
(
しきさい
)
があふれていた。
唐
(
から
)
や、
呂宋
(
ルソン
)
や、
南蛮
(
なんばん
)
の器物、織物などを、見たりもとめたりするのも、ぜひここでなければならなかった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
全体
(
ぜんたい
)
少しも
腐
(
くさら
)
ず、
形
(
かたち
)
今の船に
異
(
ことな
)
るのみならず、
金具
(
かなぐ
)
を用うべき処みな
鯨
(
くぢら
)
の
髭
(
ひげ
)
を用ひて
寸鉄
(
すんでつ
)
をもほどこしたる処なし。木もまた何の木なるを
弁
(
べん
)
ずる者なく、おそらくは
異国
(
いこく
)
の船ならんといへりとぞ。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
全体
(
ぜんたい
)
少しも
腐
(
くさら
)
ず、
形
(
かたち
)
今の船に
異
(
ことな
)
るのみならず、
金具
(
かなぐ
)
を用うべき処みな
鯨
(
くぢら
)
の
髭
(
ひげ
)
を用ひて
寸鉄
(
すんでつ
)
をもほどこしたる処なし。木もまた何の木なるを
弁
(
べん
)
ずる者なく、おそらくは
異国
(
いこく
)
の船ならんといへりとぞ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
“異国”の意味
《名詞》
異 国(いこく / 古:ことくに)
外国。異邦。とつくに。
(出典:Wiktionary)
“異国(
外国
)”の解説
外国(がいこく、en: a foreign country、fr: pays étrangers)とは、自国以外のよその国のこと。
「国外」ともいう。
古風には「異邦」「異国」とも言う。
(出典:Wikipedia)
異
常用漢字
小6
部首:⽥
11画
国
常用漢字
小2
部首:⼞
8画
“異国”で始まる語句
異国趣味
異国者
異国風
異国人
異国的
異国種
異国船
異国情調的
異国御朱印帳