“丸善”の読み方と例文
読み方割合
まるぜん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は半日を丸善まるぜんの二階でつぶす覚悟でいた。私は自分に関係の深い部門の書籍棚の前に立って、隅から隅まで一冊ずつ点検して行った。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ソンナものを写すのは馬鹿馬鹿しい、近日丸善まるぜんから出版されるというと、そうか、イイ事を聞いた、無駄骨折むだぼねおりをせずとも済んだといった。
鴎外博士の追憶 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
少なくとも「復活」だけは丸善まるぜんからでも取り寄せて読んでいただきたい、あなたを啓発する事が必ず多いのは請け合いますから。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)