“丸切”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まるきり33.3%
まるき33.3%
まるっき16.7%
まるッき16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
父は、丸切まるきりり相手にしようとはしなかつた。相手は、父にさう云はれると、恐縮したやうに、頭をかきながら
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
父は、丸切まるきり相手にしようとはしなかった。相手は、父にそう云われると、恐縮したように、頭をかきながら
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
河野自身が『怪しからない事だ』と云うて、憤慨するところを、第三者の雄吉が、マアマアと云ってなだめるべき筈のものが、丸切まるっきりその反対になって居る。
神の如く弱し (新字新仮名) / 菊池寛(著)
なにそれは云ってもい、の晩には実ア神原もひどい目に遭った、何事も是程の事になったら幾らも失策しくじりはある、丸切まるッきりしくじって、此の屋敷を出てしまったところが
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)