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丸切
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まるきり
ふりがな文庫
“
丸切
(
まるきり
)” の例文
父は、
丸切
(
まるきり
)
り相手にしようとはしなかつた。相手は、父にさう云はれると、恐縮したやうに、頭をかきながら
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
他の話に拠って建立された
丸切
(
まるきり
)
の作り物と思わぬが、もし仏徒が基づく所あって多少附会した所もあろうといえば、その基づく所は釈尊の従弟で、天眼第一たりし
阿那律
(
あなりつ
)
尊者の伝だろう。
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
夫人は、半ば冗談のやうに、云はうとしたが、信一郎の心の中の敵意を、アリ/\と感じたと見え、先刻までの夫人とは、
丸切
(
まるきり
)
違つたやうな鋭さが、その美しさの裏に、潜み初めてゐた。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
丸
常用漢字
小2
部首:⼂
3画
切
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
“丸”で始まる語句
丸
丸髷
丸太
丸薬
丸善
丸裸体
丸行燈
丸木橋
丸潰
丸山