丸切まるき)” の例文
父は、丸切まるきり相手にしようとはしなかった。相手は、父にそう云われると、恐縮したように、頭をかきながら
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
青年は、瑠璃子が何を云つてゐるのか、丸切まるきり見当が付かないらしかつた。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)