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物象
ふりがな文庫
“物象”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ぶっしょう
38.5%
もの
30.8%
もののかたち
15.4%
ぶつしやう
7.7%
ものかたち
7.7%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぶっしょう
(逆引き)
とかく
物象
(
ぶっしょう
)
にのみ使役せらるる俗人は、五感の刺激以外に何等の活動もないので、他を評価するのでも形骸以外に
渉
(
わた
)
らんのは厄介である。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
物象(ぶっしょう)の例文をもっと
(5作品)
見る
もの
(逆引き)
祖父は根かぎり眼を
瞠
(
みは
)
つてゐたが、呪はしい睡魔が、執念く彼の眼の前の
物象
(
もの
)
を曇らせてしまつた。
ディカーニカ近郷夜話 前篇:06 紛失した国書
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
物象(もの)の例文をもっと
(4作品)
見る
もののかたち
(逆引き)
海の底かのように、庭は薄蒼く月光に浸っていた。庭は、まことに広く、
荒廃
(
あ
)
れていた。庭の一所に、頼母の眼を疑がわせるような、
物象
(
もののかたち
)
が出来ていた。
血曼陀羅紙帳武士
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
物象(もののかたち)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
ぶつしやう
(逆引き)
これが、此の
廢殘
(
はいざん
)
の
境
(
さかひ
)
にのさばつて
尤
(
もつと
)
も人の目を
刺戟
(
しげき
)
する
物象
(
ぶつしやう
)
だ………何うしたのか、此の樹の
梢
(
こずえ
)
に
赤
(
あか
)
い
絲
(
いと
)
が
一筋
(
ひとすじ
)
絡
(
から
)
むで、スーツと
大地
(
だいち
)
に落ちかゝツて、フラ/\
軟
(
やはらか
)
い風に
揺
(
ゆら
)
いでゐた。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
物象(ぶつしやう)の例文をもっと
(1作品)
見る
ものかたち
(逆引き)
私はその中を
独
(
ひと
)
り狂気のようになって歩いていた。そして山吹町の中ほどにある、とある
薪屋
(
まきや
)
のところまで
戻
(
もど
)
って来ると、何というわけもなくはじめて
傍
(
そば
)
にある
物象
(
ものかたち
)
が眼につくようになって来た。
うつり香
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
物象(ものかたち)の例文をもっと
(1作品)
見る
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
象
常用漢字
小5
部首:⾗
12画
“物”で始まる語句
物
物凄
物語
物憂
物識
物怪
物騒
物置
物音
物思
検索の候補
對象物中
“物象”のふりがなが多い著者
三島霜川
近松秋江
ニコライ・ゴーゴリ
国枝史郎
吉川英治
室生犀星
海野十三
夏目漱石
永井荷風