“長崎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ながさき94.7%
あっち5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ええ、お出迎えにこれまでまいりましたのは、丹那たんな田代たしろ軽井沢かるいざわはた神益かみます浮橋うきばし長崎ながさき、七ヶ村の者十一名にござりまする」
丹那山の怪 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
私は、長崎ながさきの石畳の多い旧波止場で、義父が支那人の繻子しゅす売りなんかと、店を並べて肩肌かたはだ抜いで唐津のせり売りしているのを思い出した。
清貧の書 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
「ご冗戯じょうだんでしょう。新渡しんとじゃあござんせんぜ。これくらいな古渡こわたりは、長崎あっちだって滅多めったにもうある品じゃないんで」
春の雁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)