“ほうだい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
放題42.1%
砲台26.3%
傍題10.5%
宝台5.3%
方題5.3%
礮台5.3%
鵬大5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
図に乗って、また舌の動き放題ほうだいに、怖がらせをしゃべっていたが、お米に返辞がないので、こんどは少しやわらげて
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それはやなぎのかれたようなみきの間に根をっていた。また砲台ほうだい傾斜地けいしゃちをわたしたちはよく片足かたあしで楽にすべって下りた——それもかきたい。
奇異な談は出来傍題ほうだいだ。
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
董卓は早くも車駕を命じ、珠簾しゅれん宝台ほうだいに貂蝉を抱き乗せ、扈従こじゅうの兵馬一万に前後を守らせ、郿塢びうの仙境をさして、揺々ようようと発してしまった。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
君もお登和さんと婚礼してしまえば美味い物が食べ方題ほうだいだけれども今の処ではさぞ不自由だろうとおもってワイフが一生懸命に御馳走を拵えるつもりだ。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
話聖東ワシントンのこと起り、蘭夷の報ずるところを聞けば則ち曰く、「いま礮台ほうだい海潯かいじんめぐらすを見ざれば、南風四月はなはだ心にかかる」。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
その偉大なる希望において生くるの点よりはこれを青年であると呼んでよかろう。もし人、年をとりたくなかったならばよろしく大いに鵬大ほうだいなる理想をいだくべきである。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)