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『熊手と提灯』
ふりがな文庫
『
熊手と提灯
(
くまでとちょうちん
)
』
本郷の金助町に何がしを訪うての帰り例の如く車をゆるゆると歩ませて切通の坂の上に出た。それは夜の九時頃で、初冬の月が冴え渡って居るから病人には寒く感ぜられる。坂を下りながら向うを見ると遠くの屋根の上に真赤な塊が忽ち現れたのでちょっと驚いた。箒 …
著者
正岡子規
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「ホトトギス 第三巻第三号」1899(明治32)年12月10日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約7分(500文字/分)
朗読目安時間
約12分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
二
(
に
)
試
(
こころみ
)
湯婆
(
たんぽ
)
気遣
(
きづかい
)
上
(
かみ
)
明
(
あか
)
吊
(
つる
)
切通
(
きりどおし
)
皺
(
しわ
)
鼓
(
つづみ
)
煖
(
あたた
)
鮓
(
すし
)
鬼灯
(
ほおずき
)
熬
(
い
)
燈炉
(
とうろ
)
瓦斯
(
ガス
)
頻
(
しき
)
雷門
(
かみなりもん
)
箒星
(
ほうきぼし
)
簪
(
かんざし
)
被
(
かぶ
)
毬燈
(
きゅうとう
)
躊躇
(
ちゅうちょ
)
透間
(
すきま
)
酉
(
とり
)
市
(
いち
)
丸髷
(
まるまげ
)
今宵
(
こよい
)
側
(
そば
)
冴
(
さ
)
可笑
(
おか
)
吊
(
つ
)
塊
(
かたまり
)
夥
(
おびただ
)
湧
(
わ
)
愛嬌
(
あいきょう
)
慥
(
たし
)
扶
(
たす
)
掻
(
か
)
檐
(
のき
)
欄干
(
らんかん
)
歩行
(
ある
)