“燈炉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とうろ66.7%
すとうぶ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また曲った道をいくつも曲って、とうとう内へ帰りついて蒲団の上へ這い上った。燈炉とうろを燃やして室はあたためてある。湯婆たんぽも今取りかえたばかりだ。
熊手と提灯 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
にわか燈炉とうろをたき火鉢をよせ懐炉かいろを入れなどす。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
一方には昔火を焚いたと思われる燈炉すとうぶの様な所も有る、窓も有る、窓には大きな鉄の棒を竪に幾本もはめて有る、昔は多分立派な居室ででも有っただろうが今は全く牢屋も同様だ。
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)