“湯婆”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆたんぽ50.0%
たんぽ43.8%
ゆば6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私の寝床には湯婆ゆたんぽが入っていた。そんな心づかいをしてくれた。あくる朝の飯には、ゆうべ焚いた御飯の冷くなったのを食べた。
遁走 (新字新仮名) / 小山清(著)
また曲った道をいくつも曲って、とうとう内へ帰りついて蒲団の上へ這い上った。燈炉とうろを燃やして室はあたためてある。湯婆たんぽも今取りかえたばかりだ。
熊手と提灯 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
材料はお定まりの湯婆ゆばと豆腐と生麩なまぶ、あとは野菜、ところが魚鳥も及ばぬ美味珍味、山人ことごとく悦に入り、持前の健啖振りに、いくらでも持ってこいという勢い
明治世相百話 (新字新仮名) / 山本笑月(著)