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熬
ふりがな文庫
“熬”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
い
65.4%
こら
7.7%
いり
7.7%
いりつけ
7.7%
いら
3.8%
がう
3.8%
に
3.8%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
い
(逆引き)
そうしてそのつど人に知れないように、そっと含嗽の水を幾分かずつ胃の中に飲み下して、やっと
熬
(
い
)
りつくような
渇
(
かわき
)
を
紛
(
まぎ
)
らしていた。
思い出す事など
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
熬(い)の例文をもっと
(17作品)
見る
こら
(逆引き)
此想像は博士の胸に針で刺すやうな痛を覚えさせるので、博士は声を出して、「えゝ、糞を」とでも云ひたいやうであるのを、ぢつと
熬
(
こら
)
へる。
魔睡
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
熬(こら)の例文をもっと
(2作品)
見る
いり
(逆引き)
命
(
いのち
)
たすかりたるのち
春暖
(
しゆんだん
)
にいたれば
腫
(
はれ
)
病
(
やまひ
)
となり
良医
(
りやうい
)
も
治
(
ぢ
)
しがたし。
凍死
(
こゞえしゝ
)
たるはまづ
塩
(
しほ
)
を
熬
(
いり
)
て
布
(
ぬの
)
に
包
(
つゝみ
)
しば/\
臍
(
へそ
)
をあたゝめ
稿火
(
わらび
)
の
弱
(
よわき
)
をもつて
次第
(
しだい
)
に
温
(
あたゝむ
)
べし、
助
(
たすか
)
りたるのち
病
(
やまひ
)
を
発
(
はつ
)
せず。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
熬(いり)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
いりつけ
(逆引き)
其
書
(
しよ
)
を
借
(
か
)
りえてよみしに、○
塔不剌
(
たふふら
)
とありて
注
(
ちゆう
)
に○
葱
(
ねぎ
)
○
椒
(
さんしよ
)
○油○
醤
(
ひしほ
)
を
熬
(
いりつけ
)
、
後
(
あと
)
より
鴨
(
あひる
)
或は雞○
鵞
(
が
)
をいれ、
慢火
(
ぬるひ
)
にて
養熟
(
しあげる
)
とあり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
熬(いりつけ)の例文をもっと
(2作品)
見る
いら
(逆引き)
若
(
も
)
し彼の
眼
(
まなこ
)
に
睨
(
にら
)
まれんとも、互の
面
(
おもて
)
を合せて、
言
(
ことば
)
は
交
(
かは
)
さずとも
切
(
せめ
)
ては相見て相知らばやと、
四年
(
よとせ
)
を恋に
饑
(
う
)
ゑたる彼の心は
熬
(
いら
)
るる如く動きぬ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
熬(いら)の例文をもっと
(1作品)
見る
がう
(逆引き)
その又汁も淡薄であるから、
熬
(
がう
)
して膏とすることは出来ない。
鴉片
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
熬(がう)の例文をもっと
(1作品)
見る
に
(逆引き)
六群
比丘
(
びく
)
とて仏弟子ながら、
毎
(
いつ
)
も戒律を破る六人の僧あり。質帝隷居士、百味の食を作り、清僧を請じ、余り物もてこの六比丘を請ぜしに、油と塩で
熬
(
に
)
た魚をくれぬが不足だ。
十二支考:08 鶏に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
熬(に)の例文をもっと
(1作品)
見る
熬
漢検1級
部首:⽕
15画
“熬”を含む語句
熬豆
油熬
焦熬
熬々
熬米
熬錬
豆熬
麦熬
“熬”のふりがなが多い著者
山東京山
尾崎紅葉
近松秋江
北原白秋
小島烏水
南方熊楠
夏目漱石
佐左木俊郎
徳田秋声
長塚節