“熬々”の読み方と例文
読み方割合
いらいら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
間もなく相見た時は、君もやゝ心解けて居たが、茶色の眼鋭くまゆけわしく、熬々いらいらした其顔は、一見不安の念を余におこさした。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
而して相変らず医を業としつゝ、其熬々いらいらもらす為に「はまゆふ」なぞ云う文学雑誌を出したり、俳句に凝ったりして居た。曾て夏密柑を贈ってくれた。余は
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
此国には昔から一種熬々いらいらした不穏ふおんの気がただようて居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)