“熬豆”の読み方と例文
読み方割合
いりまめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中にもこの夜各〻の年齢の数に一つ増したるだけの熬豆(いりまめ)を紙に包みて厄払(やくばらい)に与へ来年の厄を払はしむるが如きは明かに立春を以て計算の初となし立春に入る事によりて新たに齢一つを
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
其(その)夜(よ)はまだ各(おの/\)が一つ加(くは)はつた年齡(ねんれい)の數(かず)程(ほど)の熬豆(いりまめ)を噛(かじ)つて鬼(おに)をやらうた夜(よ)から、幾(いく)らも隔(へだ)たらないので、鹽鰮(しほいわし)の頭(あたま)と共(とも)に戸口(とぐち)に揷(さ)した柊(ひゝらぎ)の葉(は)も一向(いつかう)に乾(かわ)いた容子(やうす)の見(み)えない程(ほど)のことであつた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)