“いりまめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
煎豆65.0%
炒豆25.0%
熬豆10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今しがたまでお客がいたものと見え、酒のかおりと共に、煙草たばこけむりこもったままで、紫檀したんテーブルみぞには煎豆いりまめが一ツ二ツはさまっていた。
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)
僕の田舎では赤児あかごがまだ誕生にならん内からめしでも餅でも団子でも炒豆いりまめでも何でも不消化物を食べさせるふうだから大概な赤児は立つ事もろくに出来ないで茶漬飯ちゃづけめし
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
そのはまだおの/\が一つくははつた年齡ねんれいかずほど熬豆いりまめかじつておにをやらうたから、いくらもへだたらないので、鹽鰮しほいわしあたまとも戸口とぐちしたひゝらぎ一向いつかうかわいた容子やうすえないほどのことであつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)