トップ
>
炒豆
>
いりまめ
ふりがな文庫
“
炒豆
(
いりまめ
)” の例文
荻生徂徠
(
おぎゅうそらい
)
は
炒豆
(
いりまめ
)
を齧って古人を談じたというではないか。豆腐の殻を食ったところで活きようと思えば活きられる。……葛飾へ帰るのは止めにしよう。
北斎と幽霊
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
僕の田舎では
赤児
(
あかご
)
がまだ誕生にならん内から
飯
(
めし
)
でも餅でも団子でも
炒豆
(
いりまめ
)
でも何でも不消化物を食べさせる
風
(
ふう
)
だから大概な赤児は立つ事も
碌
(
ろく
)
に出来ないで
茶漬飯
(
ちゃづけめし
)
を
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
雛
(
ひな
)
の
節供
(
せっく
)
にお雛はん見せとくれといって来る子どもは、昔も今も
炒豆
(
いりまめ
)
や菓子が目あてであった。
こども風土記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
そうしてその或部分に来ると、あたかも
炒豆
(
いりまめ
)
を口に入れた人のように、
咀嚼
(
そしゃく
)
しつつ味わった。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
炒豆
(
いりまめ
)
に鳩をなつけん雪の上 一秀
古句を観る
(新字新仮名)
/
柴田宵曲
(著)
炒
漢検1級
部首:⽕
8画
豆
常用漢字
小3
部首:⾖
7画
“炒豆”で始まる語句
炒豆腐