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いらいら
ふりがな文庫
“いらいら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
苛々
62.4%
焦々
29.5%
苛苛
4.6%
熬々
0.6%
焦心
0.6%
焦熬
0.6%
焦燥
0.6%
燥気
0.6%
辛々
0.6%
▼ 他 6 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
苛々
(逆引き)
今日ばかりは三人のしゃべるのを聞いていると
苛々
(
いらいら
)
して来て、いやだと思うと一層体が大儀になり出して、つい顔色にも現れるので
細雪:01 上巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
いらいら(苛々)の例文をもっと
(50作品+)
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焦々
(逆引き)
そう考えると、武蔵は、豆腐くさい湯に
焦々
(
いらいら
)
してきた。すでに吉岡家へ宛てての決戦状は、名古屋から飛脚に託して出してあるのだ。
宮本武蔵:04 火の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いらいら(焦々)の例文をもっと
(50作品+)
見る
苛苛
(逆引き)
ゆき子は
赧
(
あか
)
くなつてその男に挨拶を返したが、部屋を出て行つたきり、一向に戻つて来る気配もない様子に、
苛苛
(
いらいら
)
してゐた。
浮雲
(新字旧仮名)
/
林芙美子
(著)
いらいら(苛苛)の例文をもっと
(8作品)
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▼ すべて表示
熬々
(逆引き)
間もなく相見た時は、君もやゝ心解けて居たが、茶色の眼鋭く
眉
(
まゆ
)
嶮
(
けわ
)
しく、
熬々
(
いらいら
)
した其顔は、一見不安の念を余に
起
(
おこ
)
さした。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
而して相変らず医を業としつゝ、其
熬々
(
いらいら
)
を
漏
(
もら
)
す為に「
浜
(
はま
)
ゆふ」なぞ云う文学雑誌を出したり、俳句に凝ったりして居た。曾て夏密柑を贈ってくれた。余は
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
いらいら(熬々)の例文をもっと
(1作品)
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焦心
(逆引き)
それに近頃若い男が、彼に楯突いて浦里のもとへ、しげしげ通って来るという、厭な噂も耳にしたので彼は益〻
焦心
(
いらいら
)
した。
紅白縮緬組
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
いらいら(焦心)の例文をもっと
(1作品)
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焦熬
(逆引き)
あの
執拗
(
ひねく
)
れた
焦熬
(
いらいら
)
している富岡先生の
御機嫌
(
ごきげん
)
に少しでも
触
(
さわ
)
ろうものなら直ぐ一撃のもとに破壊されて
了
(
しま
)
う。
富岡先生
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
いらいら(焦熬)の例文をもっと
(1作品)
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焦燥
(逆引き)
夜更けて馴染みの女から俥に送られて帰って来た
良人
(
おっと
)
と、しばらくぶりでそうして話しているお増の心には、以前自分のところへ通って来る浅井を待ち受けた時などの、
焦燥
(
いらいら
)
しさがあった。
爛
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
いらいら(焦燥)の例文をもっと
(1作品)
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燥気
(逆引き)
始終
(
しじゅう
)
興奮
(
こうふん
)
して、
燥気
(
いらいら
)
して、
瞹眛
(
あいまい
)
なある
待
(
ま
)
つことで
気
(
き
)
が
張
(
は
)
っている
様子
(
ようす
)
。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
いらいら(燥気)の例文をもっと
(1作品)
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辛々
(逆引き)
「冗談じゃない。津多子を鎖じ込めた文字盤に、暗号でもあるのなら別だがね。しかし、あの女の訊問なら後でもいいだろう」と熊城は、不同意らしい
辛々
(
いらいら
)
した口調で云うのだった。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
いらいら(辛々)の例文をもっと
(1作品)
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“いらいら”の意味
《形容動詞》
焦燥感や不快感で気持ちが落ち着かない様子。苛立っている様子。
(出典:Wiktionary)
検索の候補
いら/\
じりじり
あせ
あせり
いら
じれっ
じら
じれ
ぢりぢり
あせっ