“じりじり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
焦々84.6%
焦焦7.7%
焦燥7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平一郎の唯一つの望みは和歌子からの手紙になってしまった。学校から帰ると彼はお光に「手紙は来ていないか」と怒鳴った。手紙は来なかった。彼は焦々じりじりした。
地上:地に潜むもの (新字新仮名) / 島田清次郎(著)
運動場に敷く小砂利こじゃりのことまで考えだし、頭はぐらぐらして気は遠くなり、それでいて神経は何処どこか焦焦じりじりした気味がある……
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
だが、如何いかな彼女らも、後から後からと送られて来る生産力のそれには、絶えず追っ立てられ、焦燥じりじりさせられ、慄えさせられ、しまいにはへとへとにされてしまう。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)