“あせ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:アセ
語句割合
33.0%
29.7%
焦心12.3%
5.9%
焦慮5.7%
焦燥4.6%
1.8%
焦躁1.5%
1.3%
0.7%
0.4%
0.4%
0.4%
熱汗0.4%
生汗0.4%
吾兄0.2%
0.2%
0.2%
焦立0.2%
褪色0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女等少時休憩時間にもふにはをとつて地上く。つにはれるのをうて屹度にしてせるのである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
大将は、栄誉ある位置におかれた最初の手柄をたてようとして、たいへんりぬいていたが、なかなか思わしい報告が入って来ない。
二、〇〇〇年戦争 (新字新仮名) / 海野十三(著)
勝利は、焦心らずに、やたらに動かない人に降る榮冠である。不斷に學問してゐる人物の「現在」は、決して前進のない現在ではない。
折々の記 (旧字旧仮名) / 吉川英治(著)
近来一部の政治家と新聞記者とは各自党派の勢力を張らんがために、これらの裏長屋にまで人権問題の福音いようとり立っている。
これは大変だと気がついて、根気に心を取り直そうとしたが、遅かった。踏み答えて見ようと百方に焦慮れば焦慮るほど厭になる。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
もう痛いところは何処にもなくなってしまいました。旦那、私が、何とかして痛いところを見つけ出そうと焦燥った時の心持を御察し下さい。
按摩 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
線路の枕木を切り出す山林を見に、栗山の方へ、仲間と一緒に出向いて行った。大分い込みの出来た叔父は一層け口を見脱すまいとしてっていた。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
で——木村丈八も、ちょうど、江戸へもどって病床についたのを最後として、もう以前のような仕事に焦躁る事はしなかった。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そのまた女を追って火焔を上げた男が、女の火を叩き消そうとして狂気のようにっている。火の玉が三つになって、互いに追っ駈け合っているのであった。
生不動 (新字新仮名) / 橘外男(著)
ればられるものを、恐しさに度を失って、刺々の枝の中へ片足踏込って藻掻いているところを、ヤッと一撃に銃を叩落して、やたらに銃劔をグサと突刺すと
だから、結婚を必要事件と、初手から断定して、何時かこれを成立させようとる努力を、不自然であり、不合理であり、かつあまりに俗臭を帯びたものと解釈した。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
とあきらめたやうにつたが、其處どころではささうな、つて
艶書 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
まだ世馴れざる里の子の貴人の前に出でしようにを含みてし、額の皺の幾条には沁出熱汗え、鼻のにもを湧かせばの下には雨なるべし。
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
私は見る見る血の気をって行く自分自身を自覚した。タマラナイ興奮と、恐怖のために全身ビッショリと生汗を流しながら、身動き一つ出来ずにいた。
けむりを吐かぬ煙突 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
尾津の埼なる 一つ松、吾兄一〇
吾兄三三を。 (歌謠番號一〇五)
さあ、源はらずにおられません。こうなると気をってに鞭を加えたくなる。馬は怒の為に狂うばかりになって、出足がて固くなりました。に「樺、樺」と呼ぶ声が起る。
藁草履 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
あまり心がり過ぎて、乗出さぬ先から手綱を手が震えました。
藁草履 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
お鯉さんのこれからの生活は、かなり色のた、熱のないものであろうとその時わたしは思った。
一世お鯉 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
美しいお鯉——わたしは手箱に秘めてあったものが、ほどへて開いて見たおりに、色もずにそのままあったように、安心と、悦びと、満足の軽い吐息が出るのを知った。
一世お鯉 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
正一の気は、焦立って、こうしていることが出来なくなった。
過ぎた春の記憶 (新字新仮名) / 小川未明(著)
流轉はせては、ばれしこともけれど、面影みゆる長襦袢もよう、形見地赤の、褪色るもいたまし、何方
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)