“山林”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さんりん53.3%
やま46.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ですから彼等かれらのゐる村落附近そんらくふきん山林さんりんは、のちにはだん/\にせまく、まばらになつてて、つひにはまき材料ざいりようにも不足ふそくするようになりました。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
と、おかあさんはいいました。海蔵かいぞうさんは、せんだって利助りすけさんが、山林さんりんでたいそうなおかねもうけたそうなときいたことをおもいだしました。
牛をつないだ椿の木 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
それも、先の見込みがありや、山林やまを売つてゞも、こいつらを養つとくだけど、今んところ、温泉は出る見込がなし、土地も売れたつて話は聞かず……。
浅間山 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
線路レールの枕木を切り出す山林やまを見に、栗山くりやまの方へ、仲間と一緒に出向いて行った。大分つかい込みの出来た叔父は一層もうけ口を見脱みのがすまいとしてあせっていた。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)