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山林
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さんりん
ふりがな文庫
“
山林
(
さんりん
)” の例文
ですから
彼等
(
かれら
)
のゐる
村落附近
(
そんらくふきん
)
の
山林
(
さんりん
)
は、
後
(
のち
)
にはだん/\に
狹
(
せま
)
く、まばらになつて
來
(
き
)
て、つひには
薪
(
まき
)
の
材料
(
ざいりよう
)
にも
不足
(
ふそく
)
するようになりました。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
と、お
母
(
かあ
)
さんはいいました。
海蔵
(
かいぞう
)
さんは、せんだって
利助
(
りすけ
)
さんが、
山林
(
さんりん
)
でたいそうなお
金
(
かね
)
を
儲
(
もう
)
けたそうなときいたことをおもいだしました。
牛をつないだ椿の木
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
以前から彼の心の
隅
(
すみ
)
には“
山林
(
さんりん
)
”があった。“後生の願い”もたぶんにあった。すべて
能
(
かな
)
わぬ
希
(
ねが
)
いであった。
私本太平記:13 黒白帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
第七 一ヶ
月
(
げつ
)
五六
度
(
ど
)
は
必
(
かなら
)
ず
村里
(
むらざと
)
を
離
(
はな
)
れたる
山林
(
さんりん
)
或
(
あるひ
)
は
海濱
(
はまべ
)
に
出
(
い
)
で、四五
里
(
り
)
の
道
(
みち
)
を
歩行
(
ほかう
)
すべき
事
(
こと
)
。
養生心得草
(旧字旧仮名)
/
関寛
(著)
それは
主
(
おも
)
に
海岸
(
かいがん
)
の
砂丘
(
さきゆう
)
に
起
(
おこ
)
つたものであつて
根府川
(
ねぶがは
)
の
山津浪
(
やまつなみ
)
とは
比較
(
ひかく
)
にならなかつたけれども、
雪崩
(
なだ
)
れ
下
(
くだ
)
つた
距離
(
きより
)
が
五六町
(
ごろくちよう
)
に
及
(
およ
)
び、
山林
(
さんりん
)
、
田園
(
でんえん
)
道路
(
どうろ
)
に
可
(
か
)
なりな
損害
(
そんがん
)
を
與
(
あた
)
へた。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
▼ もっと見る
奇樹
(
きじゆ
)
崖
(
きし
)
に
横
(
よこ
)
たはりて
竜
(
りよう
)
の
眠
(
ねふ
)
るが
如
(
ごと
)
く、
怪岩
(
くわいがん
)
途
(
みち
)
を
塞
(
ふさ
)
ぎて
虎
(
とら
)
の
臥
(
ふ
)
すに
似
(
に
)
たり。
山林
(
さんりん
)
は
遠
(
とほ
)
く
染
(
そめ
)
て
錦
(
にしき
)
を
布
(
し
)
き、
礀水
(
かんすゐ
)
は
深
(
ふか
)
く
激
(
げき
)
して
藍
(
あゐ
)
を
流
(
なが
)
せり。
金壁
(
きんへき
)
双
(
なら
)
び
緑山
(
りよくざん
)
連
(
つらな
)
りたるさま画にもおよばざる
光景
(
くわうけい
)
也。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
一
日
(
にち
)
さうして
止
(
と
)
め
處
(
ど
)
もなく
駈
(
か
)
つて
行
(
ゆ
)
く
巨人
(
きよじん
)
の
爪先
(
つまさき
)
には
此
(
こ
)
の
平坦
(
へいたん
)
な
田
(
た
)
や
畑
(
はた
)
や
山林
(
さんりん
)
の
間
(
あひだ
)
に
介在
(
かいざい
)
して
居
(
ゐ
)
る
各
(
かく
)
村落
(
そんらく
)
の
茅屋
(
あばらや
)
は
悉
(
こと/″\
)
く
落葉
(
おちば
)
を
擡
(
もた
)
げて
出
(
で
)
た
茸
(
きのこ
)
のやうな
小
(
ちひ
)
さな
悲慘
(
みじめ
)
な
物
(
もの
)
でなければならなかつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
己が
養女
(
やうぢよ
)
として
支度
(
したく
)
も立派に調へ水呑村九助方へぞ送りける茲に又惣内は九郎兵衞に
惡智慧
(
わるぢゑ
)
を加れ村中の
山林
(
さんりん
)
を
賣
(
うり
)
或ひは
質入
(
しちいれ
)
などにせし事
顯
(
あらは
)
れければ村方小前一
統
(
とう
)
百五十軒
集合
(
しふがふ
)
して惣内が
不埓
(
ふらち
)
の
筋
(
すぢ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「それだけ、
利助
(
りすけ
)
さ、ふんぱつしてくれないかエ。きけば、お
前
(
まえ
)
、だいぶ
山林
(
さんりん
)
でもうかったそうだが。」
牛をつないだ椿の木
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
以上
(
いじよう
)
私
(
わたし
)
がお
話
(
はなし
)
して
來
(
き
)
たことは、
山林
(
さんりん
)
はわれ/\
人間
(
にんげん
)
にとつては
大變
(
たいへん
)
に
關係
(
かんけい
)
が
深
(
ふか
)
く、いろいろの
意味
(
いみ
)
でずいぶん
役
(
やく
)
に
立
(
た
)
つてゐること、それから
有用
(
ゆうよう
)
な
樹木
(
じゆもく
)
のこと、
日本
(
につぽん
)
の
森林帶
(
しんりんたい
)
の
話
(
はなし
)
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
林
常用漢字
小1
部首:⽊
8画
“山林”で始まる語句
山林幽谷
山林局
山林方
山林地帯
山林樹下
山林開墾