“熱汗(あせ)” の例文
未だ世馴れざる里の子の貴人の前に出しやうに羞(はぢ)を含みて紅潮(さ)し、額の皺の幾条の溝には沁出(にじみ)し熱汗(あせ)を湛へ、鼻の頭(さき)にも珠を湧かせば腋の下には雨なるべし。
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
まだ世馴れざる里の子の貴人(きにん)の前に出でしように羞(はじ)を含みて紅(くれない)潮(さ)し、額の皺の幾条(いくすじ)の溝(みぞ)には沁出(にじみ)し熱汗(あせ)を湛(たた)え、鼻の頭(さき)にも珠(たま)を湧かせば腋(わき)の下には雨なるべし。
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)