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熬
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いり
ふりがな文庫
“
熬
(
いり
)” の例文
命
(
いのち
)
たすかりたるのち
春暖
(
しゆんだん
)
にいたれば
腫
(
はれ
)
病
(
やまひ
)
となり
良医
(
りやうい
)
も
治
(
ぢ
)
しがたし。
凍死
(
こゞえしゝ
)
たるはまづ
塩
(
しほ
)
を
熬
(
いり
)
て
布
(
ぬの
)
に
包
(
つゝみ
)
しば/\
臍
(
へそ
)
をあたゝめ
稿火
(
わらび
)
の
弱
(
よわき
)
をもつて
次第
(
しだい
)
に
温
(
あたゝむ
)
べし、
助
(
たすか
)
りたるのち
病
(
やまひ
)
を
発
(
はつ
)
せず。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
からだはいよいよ
熱
(
ほて
)
って来て、
熬
(
いり
)
つくように喉が渇くので、かれはよろめく足を踏みしめながら、ふたたび水甕のそばへ歩み寄ろうとする時に、暮れかかる表から一人の男が影のように入って来た。
小坂部姫
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
熬
漢検1級
部首:⽕
15画
“熬”を含む語句
熬豆
油熬
焦熬
熬々
熬米
熬錬
豆熬
麦熬