“美徳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
びとく66.7%
よしのり33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
美徳びとくはふあやまれば惡徳あくとくくわし、惡徳あくとく用處ようしょ威嚴ゐげんしゃうず。この孱弱かよわい、幼稚いとけなはなぶさうちどく宿よどれば藥力やくりきもある、いでは身體中からだぢゅうなぐさむれども、むるときは心臟しんざうともに五くわんころす。
人間にんげんうした場合ばあひには、實際じつさい謙遜けんそん美徳びとくあらはす。
月夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
十五歳八歳当歳の寝息を左右に聞きながら蒲団の中、腹這いのままの無礼を謝しつつ。田所美徳よしのり。太宰治様。
虚構の春 (新字新仮名) / 太宰治(著)