“一点張”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いってんばり60.0%
いってんば30.0%
いつてんばり10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いろいろに工夫を積んで自分に愛想あいその尽きるほどひねくって見たが、とうてい思うようにまとまらないと云う一点張いってんばりに落ちて来た時に——やっと気がついた。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
そんな理窟はかく、我が明智小五郎は、ある種の探偵家の様に、推理一点張いってんばりの鋼鉄製機械人形でなかったことは確かだ。
魔術師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
文学者ぶんがくしやもくして預言者よげんしやなりといふは野暮やぼ一点張いつてんばり釈義しやくぎにして到底たうていはなし出来できるやつにあらず。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)