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猨
ふりがな文庫
“猨”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
えん
50.0%
さる
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
えん
(逆引き)
『和漢三才図会』にいわく、〈『和名抄』、
猨
(
えん
)
、
獼猴
(
みこう
)
以て一物と為す、それ
訛
(
あやま
)
り伝えて、猿字を用いて総名と為す、猨猿同字〉と。誠にさようだがこの誤り『和名抄』に始まらず。
十二支考:07 猴に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
狖に似て大なるは
果然
(
かぜん
)
なり。狖に似て小なるは
蒙頌
(
もうしょう
)
なり。狖に似て善く躍越するは
獑𪕱
(
ざんこ
)
なり。猴に似て
長臂
(
ちょうひ
)
なるは
猨
(
えん
)
なり。猨に似て金尾なるは
※
(
じゅう
)
なり。猨に似て大きく、能く猨猴を食うは
独
(
どく
)
なり〉。
十二支考:07 猴に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
猨(えん)の例文をもっと
(1作品)
見る
さる
(逆引き)
北には
身延嶽
(
みのぶたけ
)
天をいただき、南には
鷹取
(
たかとり
)
が
嶽
(
たけ
)
雲につづき、東には
天子
(
てんし
)
の
嶽日
(
たけひ
)
とたけをなじ、西には又、
峨々
(
がゝ
)
として大山つづきて
白根
(
しらね
)
の
嶽
(
たけ
)
にわたれり。
猨
(
さる
)
のなく
音
(
こゑ
)
天
(
てん
)
に響き、蝉のさえづり地にみてり。
尼たちへの消息:――よく生きよとの――
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
猨(さる)の例文をもっと
(1作品)
見る
猨
部首:⽝
12画
“猨”を含む語句
猨田毘古
猨女
猨島
猨狖
猨狙
猨猱
猨猴
猨臂
野猨
“猨”のふりがなが多い著者
南方熊楠
長谷川時雨