“猨臂”の読み方と例文
読み方割合
えんぴ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
局員裏面の絵画に心づかず消印をなすこと三、四葉にして初て驚愕の声を発す。この時おそし南岳猨臂えんぴを伸べ絵葉書を奪つて疾走す。後に人に語つていわくこれまこと敝家へいかの宝物なり。
礫川徜徉記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)