“神業”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かみわざ88.5%
カミワザ7.7%
かむわざ3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ハッと唇の色を変えて、錦子はふるえあがったが、いたずらものが忍び込んだ形跡もないので家の者たちは神業かみわざだと、わざわいのせいにした。
田沢稲船 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
かう言ふ風になると、どうしても、村々の若衆の男神ヰキイガミとしての神業カミワザの、全部芸能に傾いて来るのは、当然である。
組踊り以前 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
神業かむわざぞ雪祭、鬼の子の出でて遊ぶは、ひたぶるぞ雪の上の田楽でんがくしづみこそ四方よもに響くに、まことのみぞ神と遊ぶに、おもしろとこれをや聴く、をかしとよそをやららぐ。
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)