“孼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
33.3%
ひこば33.3%
わざわい33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
であるから成程世間の多數の人が毎年々々嗟歎したり祝福したりして、新しい自己を造らうと思ひちながら、新しい自己を造り得ないで、又年々歳々同じ事を繰り返す譯である。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
しかも、とんぼう髷を頂に据ゑた祖父ヂヾ曾祖父ヒヂヾの代まで、萌えては朽ち、絶えてはひこばえして、思へば、長い年月を、民族の心の波のウネりに連れて、起伏して来た感情ではある。
妣が国へ・常世へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
「どうか棄てないで、国の安泰をはかってくれ。天が、わざわいを降して、国祚こくそくつがえろうとしておる。どうしたらいいだろう。」
蓮花公主 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)