“うれう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
60.0%
20.0%
雨潦20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれどもその心配はたゞ普通の親が其子の上をうれうるのとはちがって居たのです、それで父が『折角男に生れたのなら男らしくなれ、女のような男は育て甲斐がいがない』
運命論者 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
右の次第をもって考うれば、人民の世界に事務なきをうれうるに足らず。実はその繁多にしてこれに従事するの智力に乏しきこそうれうべけれ。
学者安心論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
既ち小石川柳町こいしかはやなぎちやう小流こながれの如き、本郷ほんがうなる本妙寺坂下ほんめうじさかした溝川みぞかはの如き、団子坂下だんござかしたから根津ねづに通ずる藍染川あゐそめがはの如き、かゝる溝川みぞかはながるゝ裏町は大雨たいうの降るをりと云へばかなら雨潦うれうの氾濫に災害をかうむる処である。
水 附渡船 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)