“火元”の読み方と例文
読み方割合
ひもと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たとひ四邊あたり火災かさいおそれがないようにかんがへられた場合ばあひおいても、遠方えんぽう火元ひもとから延燒えんしようしてることがあるからである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
平次は、事件の火元ひもとをお關と見たのです。これほどの美しい娘が、涙乍らに頼んだとしたら、どんな恐ろしい事が起るか、よく解るやうな氣がしたのです。
「おきなさるな、くまい。……いま火元ひもとしんぜる。」
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)