“一町”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひとまち40.0%
いつちやう33.3%
いっちょう20.0%
いつちよう6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
時ならぬ温気うんきのためか、それか、あらぬか、その頃熱海一町ひとまち、三人寄れば、風説うわさをする、不思議な出来事というのがあった。
わか紫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
それだのに、わたしいへまではきこえない。——でんこでんこのあそびではないが、一町いつちやうほどとほとほうい——角邸かどやしきからひゞかないのは無論むろんである。
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
転んで手をつくと、はや薬のにおいがしてはだえを襲つた。此の一町いっちょうがかりは、のきも柱も土も石も、残らず一種のんで居る。
処方秘箋 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
これにはいし大小だいしよう種々しゆ/″\ありますが、おほきなものになるとえん直徑ちよつけい一町いつちようくらゐもあり、いしたかさは二三十尺にさんじつしやくおよぶものもあります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)