“いつちよう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一挺33.3%
一町33.3%
一鳥33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
をぢは一挺いつちようおのを腰にしたり。れいによりてのしのしとあゆみながら、いばらなどひしげりて、きぬそでをさへぎるにあへば、すかすかと切つて払ひて、うつくしき人を通し参らす。
竜潭譚 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
その半腹はんぷくにかかりある厳角いわかどこけのなめらかなるに、一挺いつちようはだかろうともしたる灯影ほかげすずしく、かけいの水むくむくときてたまちるあたりにたらいを据ゑて、うつくしくかみうたるひとの、身に一糸もかけで
竜潭譚 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
これにはいし大小だいしよう種々しゆ/″\ありますが、おほきなものになるとえん直徑ちよつけい一町いつちようくらゐもあり、いしたかさは二三十尺にさんじつしやくおよぶものもあります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
羽掻はがきの音の声高き一鳥いつちよう遂に飛びも来ず
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)