“いつてう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一鳥42.9%
一朝28.6%
一幀14.3%
一潮14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
羽掻はがきの音の聲高き一鳥いつてう遂に飛びも來ず
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
もとむることはせずとそれ平生へいぜいことばなるもの盡未來じんみらいこの不和ふわなかけるはずなし數代すだいつゞきし兩家りやうけのよしみ一朝いつてうにしてやさんこと先祖せんぞ遺旨ゐしにもたがふことなりひとともわらはんとも
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
画家が故意に求めずして一幀いつてうの上に核心となる印象と縁暈えんくんとなる印象とが出来て居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
あしたに平氏あり、ゆふべに源氏あり、飄忽へうこつとして去り、飄忽としてきたる、一潮いつてう山をんで一世紀没し、一潮退き尽きて他世紀来る、歴史の載するところ一潮毎に葉数を減じ
富嶽の詩神を思ふ (新字旧仮名) / 北村透谷(著)